【舞鶴市議会 代表質問でやります】ウズベキスタンの元国際交流員の主張と市長の主張の相違。

おはようございます。舞鶴市議会議員の鴨田秋津です。前回記事の続きです。

9月定例会では会派を代表して代表質問に登壇します。
登壇は9月14日(水)午後からの予定です。是非多くの傍聴とYouTubeのご視聴をお願いします。
 

舞鶴市の国際交流員を5年間務め、帰国したアルトゥルさんが市役所の上司に威圧的な対応を受けていたこと、派遣元の自治体国際化協会から再任用を可能とする通知が市に来ていたにも関わらず、本人に確認せず再任用の見送りを判断していたとの記事が8月4日の京都新聞に掲載されました。

また8月13日8月25日の毎日新聞でも報道されております。


私にもこの件について調べてほしいと匿名の通報がありました。離任の時期でもあり、明日にも帰国するかもしれないアルトゥルさんご本人から話を聴かなければと思い、急ぎ連絡をとりました。彼は私がこの件を知ったことに驚き「自分からは怖くて話せなかった、このまま帰るしかない」と諦めていたと話してくれました。


記事の中では具体的な威圧的態度は明らかになっていませんが、受けた本人としては「毎日怖くて夜も眠れず、自殺を考えた」ほどのものだったと訴えました。舞鶴市での仕事のほとんどをスポーツ振興課で従事した彼は、今年4月から異動した先でのたった数ヶ月の体験で「この国に正義はないと感じた」と述べています。彼の訴えに私は言葉を失いました。

しかし、これらアルトゥルさんの主張に対し、「市に不当な対応は一切ない」との市長のコメントが新聞に掲載されています。

彼と私との出会いは5年前。ウズベキスタンで柔道衣が不足しており、使用しなくなった柔道衣を舞鶴で集めてウズベキスタンに寄付する活動を通じて、出会いました。

以降、ロシア語講座の講師、ウズベキスタン柔道選手団の受け入れ業務や市民との交流にも積極的に尽力してくれていました。ウズベキスタンと舞鶴の架け橋となった彼の功績は大きく、また人懐っこい性格でファンも多かったです。

主な問題として

・市職員の威圧的な態度により精神的に追い詰められていたこと
・代休の取得について、取れないもしくは取りづらい環境を作っていたこと
・再任用について、(最終決定権は市にあるが)本人への通知がなされていなかったこと
・本人からの訴えを別の組織を通じて聴いたにもかかわらず、人事課が詳細な事実確認をしなかったこと

などが挙げられます。

舞鶴市やウズベキスタンのために尽力してくれた彼が最後につらい思いを抱えて母国に帰国した事実。
この件は多くの市民の皆様からお問い合わせのお電話やメールをいただいております。
本人のためにもしっかりやります。

それではまた。次回はもう一つの質問「子育て環境日本一」について記事にします。