こんにちは。舞鶴市議会議員の鴨田秋津です。
3度に渡って記事にしてきた代表質問を9/14に終えました。
参考過去記事
●FMまいづる問題とウズベキスタンの元国際交流員の訴え。分断を生む体質が招く異常な構図
●舞鶴市議会 代表質問でやります。ウズベキスタンの元国際交流員の主張と市長の主張の相違。
●舞鶴市議会 代表質問】「子育て環境日本一」を掲げる舞鶴を考察。子育て世代の声を反映しよう!
1 市長の政治信念と政治理念について
(1)FMまいづる中継局の問題について
(2)ウズベキスタン共和国の元国際交流員への対応についてて
■市長の政治信条と政治信念とは
「努力が報われる社会の実現」「真の弱者を助けあう社会の実現」「信頼を裏切らず、約束を守り、感謝を忘れずに」これらを僅かなぶれもなく真っすぐに貫いていると自説されています。
今回は、この自説される信条と信念が正しく機能しているか。という観点で、FMまいづる問題と元国際交流員の問題にかけて質問をしました。
(1)FMまいづる中継局の問題について
メディアがずっと取り上げているこの問題。私達の会派ではこの問題を昨年の6月定例会から追及しています。そして令和4年6月定例会の私自身の一般質問における川端公室長の答弁には看過できないと、この時の答弁によってFMまいづるは名誉を著しく棄損されたと、答弁の撤回若しくは訂正を求めて市長に申入書を提出しております。
申入書はこちら
担当直入に、答弁の訂正をしないのか市長に問いましたが、「訂正はしない」との答弁。ここに答弁内容を書こうにも、まったく関係のない自分の話と論点ずらしに終始。会話にならないレベル。
今後さらに放送事業者との溝が深まることを危惧します。
答弁の間違いを認め、謙虚に謝れば済む。構造としては単純な話でした。自身の信条を「努力が報われる社会の実現」、「真の弱者を助けあう社会の実現」、「信頼を裏切らず、約束を守り、感謝を忘れずに」僅かなぶれもなく真っすぐに貫いている。とご自身の口で説明されている市長。
FMまいづるは、信頼を大きく裏切られ、約束を破られていることは言うまでもありません。
(2)ウズベキスタン共和国の元国際交流員への対応について
舞鶴市の国際交流員を5年間務め、帰国したアルトゥルさんが、下記2点について関係各所に相談していたことが新聞記事で報道されました。
問題は以下の2点
①市役所の上司に威圧的な対応を受け、代休などを適切に取らせてもらえなかったこと
②派遣元の自治体国際化協会から再任用を可能とする通知が市に来ていたにも関わらず、本人に確認せず再任用の見送りを判断していこと
これら両方について詳細に質問をしましたが、市長の答弁は「市に不当な対応は一切ない」というものでした。
私はこの件を本人から直接詳細に聞き取りしています。
上司の威圧的な態度については、「毎日怖くて夜も眠れず、自殺を考えた」ほどのものだったと訴えました。彼は、「5年間、多くの心優しい舞鶴市民の方々と交流し、ずっと舞鶴のことが大好きだった。しかし、最後の最後に「舞鶴市役所が大嫌いになった。」と「この国に正義はないと感じた」と述べました。
これを聞いて市長あなたはどう思うか。市長の政治信念に沿って問いました。しかしその答弁は「残念です」という非常に残念な答弁でした。
市長は、上司が威圧的な態度をとったという元国際交流員の主張に対して「絶対にしていないと確信を持っている」と繰り返します。これは学校でいじめを受けた子どもがいじめられたと訴えても、先生が「絶対いじめはないと確信をもっている」って言うのと一緒です。何をもって確信を持てたのでしょうか。
また、威圧的な対応をとったとされる職員への聞き取りや調査など、今後の対応について質問しましたが、これについても、「一切しない」との答弁。本当に残念な答弁です。臭いものには蓋をする体質。声をあげても報われない。これが今の市政の構図であります。
動画をご覧ください。
市長は市民に寄り添い、市民の声を紳士に耳を傾け、地方自治体のリーダーとして市民を守り切らねばならない。常に勉強し、他者の意見を吸収し、公平に判断することが必要です。その為には、優秀な政策を策定し、実行していく能力があるなし以前に、根本的な「人間性」が問われると思います。そして自説される政治信条と信念を基に正しく行動されているか。
つまり、今回の質問の目的は、市長の本質を炙り出すことでした。FM問題も元国際交流員の問題もきっかけであって、質問の本質は、市長の姿勢や組織の体制を問題視しているからです。感情むき出しで、多くの発言を引き出せました。動画を視聴される方は、私が一方的に言われているように見えるかも知れませんが、これが狙いでした。
子どもの喧嘩になりますので、私は言い返すことは控えました。もちろん後の質問が控えており、時間がないことも理由です。議員には質問の持ち時間が制限されていますが、答弁者である市長には一切制限はありません。
もう一点、FMの質問時に、「あなたは一方(FMまいづる)からしか話を聞かず質問している」と私に対して無礼なことを言っていますが、一方からしか聞いていないのは市長です。部下の話をすべて信用し、部下の報告が全て正しいと思っている。市長の方こそ、FMまいづるには一切話を聞いていません。
ちなみに私は、舞鶴市に対しては、委員会、議員協議会、本会議、全て公開の場で、堂々と市職員に聞いています。それでものらりくらりの答弁だったことから、大将である市長に問うています。まさに当事者である舞鶴市に対して、これでもかと話を聞いています。
また当事者のFMまいづるに対しても膨大な時間をかけて取材しています。FMまいづるが3度に渡って主催した議員向け説明会も全て出席。(ちなみに私の質問最中にヤジっていた、市長親衛隊の議員達は誰一人一度も出席しておりません)さらにいうと、当事者(FMまいづる・舞鶴市)以外の複数の情報提供者から裏取りをした上で質問しています。そのことは読者の皆さんにお伝えしておきます。
それでは、また。