令和4年 年頭のご挨拶 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」

 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
 旧年は新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が繰り返し発出され、国民生活に大きな制限を受けた一方、我が国においてもワクチン接種が始まり、秋以降感染者が激減しました。しかしながらここに来てオミクロン株の市中感染拡大が不安視されております。

 また一年延期された東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、日本人選手の輝かしい活躍は記憶に新しいところです。政治においては首相が交代し、4年振りに衆議院議員総選挙が執り行われるなど、激動の一年間でありました。

 さて今年の干支は「壬寅(みずえのとら)」だそうです。壬寅は厳しい冬を乗り越え、新しいステージに向かう準備段階にあたる年と言われています。令和4年は新型コロナウイルスを乗り越えて、新たな成長に向けて動き出す段階に入る1年になることを期待します。

 また冒頭の「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の意味は、「危険を冒さなければ、大きな成果は得られない」です。中国は漢の武将「班超」が兵士に向けて語った言葉に由来しています。

 将来にわたって誇れる日本、そして持続可能な舞鶴をしっかり創っていく。そのためには、恐れず挑戦を続けなければならない。そのような決意を新たにしております。私の任期も残り1年を切りました。最後まで是々非々を貫き、舞鶴の発展に全力を尽くしてまいります。

 最後になりましたが、本年も皆様には変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして素晴らしい年となりますようお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

2022年1月吉日 鴨田 秋津