こんばんは。舞鶴市議会議員の鴨田秋津でございます。
前回更新しましたように、FMまいづるの中継局問題の質問を終えました。
平成30年度の調査・設計等から始まり、令和3年度まで総事業費約1億6,000万円を使った大事業でした。ところが中継局が正常に作動せず、工事が完了しても加佐地区でFM放送が聴けないことが判明。
しかし失敗の原因は、「本市には国の様々な機関があり、山あり谷ありの地形も加わり、地形や自然の影響を受けたもの」との答弁に終始し、市の管理監督責任に瑕疵はなく、設計会社にはノウハウと技量があった会社であったと市は断言しています。
この失敗を手直しするため、本来支出する必要がなかった、一般財源と地方債併せて1,990万円を追加支出し、応急的有線で整備した後、加佐地域に新たに無線受信局を設置し、五老ヶ岳固定局から加佐中継局への無線通信を可能とする環境を整備する再工事が実施されております。
再工事の結果、無線放送は問題なく実施できているかと問いましたが、「無線で運用できる」との答弁でした。
また今回の質問で、五老ヶ岳送信所局舎内の温度上昇問題を指摘しました。
FMまいづるが所有する五老ヶ岳送信所局舎内には、FMまいづる(親局)の送信機等の放送局の主要な設備が、従来から設置されておりますが、一連の工事で、舞鶴市の中継局用(固定局)の機器も追加されました。五老ヶ岳送信所局舎内の主な機器の使用条件は、周囲温度が40度以内と聞いています。
周囲の温度上昇により、これらの機器が誤動作や故障すると、中継局のみならずFMまいづるの全エリアの放送が長時間の放送停止に至る可能性があります。
本件のように重要なデジタル機器を多く設置する無線局舎には、温度上昇を回避する為、空調の設置が基本と、専門家への取材でも伺いました。特にこれから夏場に気温が上昇する時期には長時間の温度上昇が懸念され、機器の故障に直結しますし、FMまいづるの全市での放送中断に至る可能性もあります。
また、昨年の時点で既に五老ヶ岳送信所局舎内の温度は、中継局の機器を作動させると40度を超えてしまっていると聞いております。中継局の設計において、FMまいづるの五老ヶ岳送信所局舎内に機器を増設する場合の、温度上昇の対策が十分に行われていないということです。私は空調を導入するなど、温度上昇対策を強く指摘しました。
さて、この件には続きがあります。
今回の私の一般質問に対する舞鶴市の答弁によって名誉を棄損されたとFMまいづる(有本積善社)が舞鶴市長に対して申し入れ書を提出され、
●申し入れ内容
●申し入れに対する市の回答
●市の回答に対する見解
を公式ホームページで公表される事態に。
詳細はFMまいづるの公式ホームページ「FMまいづる中継局について」をご確認ください。
この件は、新聞各社でも取り上げられています。
※舞鶴市民新聞社に許可を得たうえで画像を貼り付けます。
何故、こういった大きな問題に発展するのでしょうか。
失敗したなら速やかに公表し、失敗したと認めれば良い話。
それを放送事業者や報道した新聞社に矛先を向けて、責任転嫁をしているような印象を持っています。
絶対に謝らない、謝れない体質。
この体質こそが今の市政の問題の本質であると私は思います。
質問動画を貼り付けておきます。