【舞鶴市のスポーツ施設に関する相談について】日々の要望と市議の役割

舞鶴市議会議員の鴨田です。
日々多くのご相談を頂戴します。特に8月は東京2020五輪の影響もあり、スポーツ施設についてのご相談が続きました。
僕に相談してくれた皆様の他にも、同じように感じた方もおられたのではないかと思いますので、
問題提起を含め案件についていくつか列挙してみます。
①舞鶴文化公園のプールについて
今季はコロナ対策として、プールを利用する際はネットからの事前予約制となっています。ですがそのシステムが不親切で、同居家族であっても一人一人予約する必要があり、例えば子ども3人、親2人で予約しようと思えば、住所から何から1人ずつ同じ作業を5回繰り返さなければならないのです。同居家族であり、苗字、住所、連絡先も同一なのですから代表者以外は名前のみの記載で良いのでは?という話です。
また1人ずつ予約しなければならない旨の説明がフォーム上には記載されていなかったため、親だけ申し込みすればいいと勘違いして子どもとプールに行き、窓口でお子さんは入れませんと断られるという事案も。親子で楽しみにしていたはずのプールが最悪の思い出です。人数の関係で断らざるを得ないこともあるにしても、もう少し柔軟に対応できないものだろうか。というご相談でした。
市に相談した結果、
・フォームに1人ずつ登録が必要なことを分かりやすく記載する。
・過失による申込漏れに対する柔軟な対応を行う。
どちらも即日対応してくれました。
ただし、同居家族でも一人ずつ登録しなければならない事については、既存のシステムを使っているため(プールの予約のためだけにシステムを組んでいるわけではない)すぐに対応は難しいとのこと。今後の課題として検討してもらうよう伝えました。
②スケートボードの練習施設について
五輪でのスケボー日本代表のメダルラッシュの影響もあり、スケボーへの関心が高まり、舞鶴のように練習できる環境を作れないか?という市外の方から人を介してのご相談。
舞鶴には青葉山麓公園にスケボーが練習できる環境があり、20年以上も前の平成10年に完成しています。
記憶を辿ると、私が中学生から高校生の時分、スケボーブームでした。同級生が熱心にやっていたことを思い出します。
そこで10数年振りに同級生に電話したところ、当時の経緯を色々と教えてくれました。
市に練習施設を作ってもらえるよう、署名活動などを子どもながら実施したそうです。市民の思いが行政を動かした。そんな実例です。
③東舞鶴公園(丸山球場)の喫煙について
先日行われた子どもの野球大会で、喫煙所を無視し、ベンチ、観客席、休憩所など、
子どもの目の前で所構わずタバコを吸っている人があまりにも多いため、なんとかならんのかというご相談。
まず前提としてモラルの問題ですが、、。
施設側ができることとして、
①施設の案内図に喫煙所を明記する。
②看板等で喫煙所への導線を示す。
③試合前(開会式等)に喫煙マナーや喫煙場所についてアナウンス等をする。
④標識等で健康増進並びに受動喫煙についての啓発を促す。などを市に提案。
これについても市は対応するとのことなので、様子を見ていただければと思いますが、このような状況が続けば、全面禁煙も視野に入れなければなりません。タバコ吸うことは認められています。しかしマナーを守らなければ吸う場所がどんどんなくなり、自分で自分の首を絞めることになる、ということを喫煙者自身が自覚しなければ。
④サッカーの環境について
日本ではサッカーの競技人口が非常に多く、東京2020五輪での代表選手団のご活躍も記憶に新しいところです。舞鶴でも多くのサッカー少年が頑張っているわけですが、残念ながら中学に進学すると競技人口が減るそうです。
子ども達の受け皿(そもそも舞鶴の中学校にはサッカー部がない、中学生を指導する民間クラブが少ない等)の課題、また施設の問題も大きいとのこと。例えば伊佐津川運動公園は人口芝が完備されており、他所からすると合宿を行って、数日滞在したい程、サッカーの環境としては素晴らしいそうです。
しかしながら夜間照明設備がなくナイター利用ができないため、施設の長所が生かされていない等々、多くのご意見をいただきました。
このように、ご相談をいただくことで、知り得なかった課題が見えてきます。
やはり政策立案の原点は、市民の話を真摯にお聞きすることに尽きる。改めて実感しています。
市政に対するご意見がありましたら、私との面識があるなしに関わらず、また内容の如何に関わらず、ぜひお声を聞かせてください。