舞鶴市議会議員の鴨田です。
●委員会(議会からの)提案による条例改正案など3件を全会一致で可決。
オンラインによる委員会を実施できるよう条例の一部を改正、また議員の欠席事由などを規則に明記する一部改正です。
災害時や感染症が蔓延した際に集まらずとも会議ができるよう整備しました。かつ平時でのオンライン使用も想定しております。
民間から言わすと、たかがオンライン会議を導入するだけの話なのですが、、議会となれば様々なルールがありますので時間がかかります。
全国的には導入に向けて条例や規則を整備している地方議会はまだまだ少ないです。
私自身もICTの専門部会員として昨年から導入に向けて議論を重ねてきました。
老若男女、多様な議員が属する議会において、この度の改正は新しい議会のカタチに向けて一歩前進です。
▼ 舞鶴市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/sigikai/cmsfiles/contents/0000008/8484/shigi1_2021060112573436.pdf
▼ 舞鶴市議会会議規則の一部を改正する規則制定について
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/sigikai/cmsfiles/contents/0000008/8484/shigi2_2021060112573436.pdf
●舞鶴市議会共産党議員団に対する問責決議が全会一致(共産党議員団4名は除斥のため、採決に加わらない)で可決。
なぜこうなったか。ここに至る背景はすでに新聞等で報道されておりますが、端的に申しますと、「議会で決定した事柄に対し、やっぱり決定に従えない」と後出しで主張されたことに起因しています。
以前投稿しましたが、舞鶴市議会では現在の議員定数及び報酬が適正か否かの議論をしております。来年の秋に選挙が予定されておりますので、今年中に結論を出すこととしております。
それらについて市民の皆様からご意見を伺うべく、市民との意見交換会を6月末に予定しております。
その際に議論する参考資料として、議員が毎日どんなことをしているか。を「見える化」としてお示しすべく、全議員が月単位の活動記録を提出し、全員の平均をとって市民の皆様に提示しようと議会として決まったわけです。が、後になってやっぱり提出しないとの態度を鮮明にされ、問責決議案が提出されることに至りました。
結果的に本会議の場において謝罪され、活動記録も提出される旨弁明されました。
これまで幾度となく弁明の機会が設けられてきたわけですが、一貫して提出しない態度をとられ続けました。そして問責決議案を提出した直後での、このタイミングでの突然の方向転換。
本当に残念ですが、遅すぎたと言わざるを得ません。
気に食わないことには従わなくてよいという前例をつくってしまったならば、それを議員自らがやってしまったならば、議会制民主主義を根底から否定することにつながります。このような前例を認めるわけにはいかず、個性や権利を主張するといったレベルの話では毛頭ありません。よって我が会派も問責決議案に賛成しました。
一方で、議員団の存在そのものを否定するかのような質疑と討論を繰り返すことにも賛同できません。曲がりなりにも大の大人が弁明されたわけですから。これ以上の武器を持たない相手に対し、感情剥き出しで必要以上に追い討ちをかける様子は、いただけません。
いずれにしましても、今日に至るまでに幾度となく時間を取られ、また新聞を賑わせ、さらに大事な本議会の時間を取られたことは事実であるため、今後二度と繰り返すことがないよう、改めていただきたい。
併せて、コロナ禍で大変な中、このようなことで世間をお騒がせしましたことを市民の皆様にお詫び申し上げます。
▼舞鶴市議会日本共産党議員団に対する問責決議https://www.city.maizuru.kyoto.jp/sigikai/cmsfiles/contents/0000008/8484/monsekiketugi1_2021060112573436.pdf