こんにちは。舞鶴市議会議員の鴨田秋津です。
ブログの更新を怠っており申し訳ありません。。
さて、タイトルの通り今回の一般質問では「FMまいづる問題」をやります。
まずこれら事業の概要ですが、FMまいづるが所有する五老ヶ岳の固定局に加え、大浦地域と加佐地域に中継局2局を設置し、PAZや由良川流域等に受信エリアの拡大を図り、防災情報の伝達手段の充実と強化を図るもので、加えて有線によって放送データを送信されていたものを、無線に移行させる。これが事業の概要でした。
平成30年度の調査・設計等から始まり、令和3年度まで総事業費約1億6,000万円を使った大事業でした。ところが中継局が正常に作動せず、工事が完了しても加佐地区でFM放送が聴けないことが判明。
以降、私達市民クラブ舞鶴議員団ではこの件を大きな問題として認識し、その理由や経緯、今後の方向まで、議員協議会や常任委員会において詳細な質疑を行ってきております。具体的には、設計会社に瑕疵がないか、仕様書に不備はないか、市の管理監督責任等について言及して参りました。
しかし失敗の原因は、「本市には国の様々な機関があり、山あり谷ありの地形も加わり、地形や自然の影響を受けたもの」との答弁に終始し、設計会社にはノウハウと技量があった会社であったと市は断言しています。
そこで、私達の会派では舞鶴市、FM まいづる双方からの話をしっかり聞く必要性を重んじたことから、免許人であるFM まいづる(有本積善社)が2回に渡って議員向けの説明会を実施いただき、私どもの会派、共産党議員団、会派に所属しない議員以外は誰一人参加しなかったこの説明にすべて出席し、理解を深めてきたところです。
さて、この失敗を手直しするため、本来支出する必要がなかった、一般財源と地方債併せて1,990万円を追加支出し、応急的有線で整備した後、加佐地域に新たに無線受信局を設置し、五老ヶ岳固定局から加佐中継局への無線通信を可能とする環境を整備する再工事が令和3年9月定例会で提案されました。
二度と失敗を繰り返すことのないように、手法について十分に議論されたうえでの予算計上であったのかとの委員会質疑において、「100%無線化できるとは言えない」との不安定な答弁であったことから、私達の会派ではこの補正予算案にも反対した経過がございます。
そしてこの度、新聞でも報道されていましたように、これら一連の経緯を問題視された市民4名が令和4年3月29日に舞鶴市監査委員に対して、住民監査請求をされました。
請求の要旨は、
①基本設計と詳細設計を受託した会社に対して市長が損害賠償請求すべき。
②に高度な知見が必要な調査設計業務の入札、監督において、契約約款の順守と指名競争入札における指名の在り方の改善でした。
ところが舞鶴市監査委員が出した結果は全面棄却でした。
私達の会派ではこれら一連を「FMまいづる問題」として、その理由や経緯、今後の方向まで、議員協議会や常任委員会において質疑を行っています。
一生懸命にやってる人が報われる。正しい人達が救われる。
そんな当たり前の舞鶴にしなければなりません。
全体の12番目、6月15日(水)に登壇します。質問通告表はこちら
ご注目ください。