令和3年 年頭のご挨拶

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

 旧年は新型コロナウイルスが世界中を襲い、現代を生きる我々にとって経験したことがない、まさに未曾有の事態となりました。政治の在り方も大きく問われた一年でした。自粛要請に対する保障の曖昧さ、地方への責任転嫁など、我が国はいざという時に法体系が機能しないことが明白になりました。

 

 舞鶴市議会では、地域医療体制の確保、地域経済の復興、自治体への財政支援、新たな雇用の創出に向けた取組等を要望として取りまとめ、 国に対して意見書を4度に渡り提出してきました。これからも引き続き地方から声を届けて参るとともに、市政においても、市民の皆様に寄り添った政策が展開されていくようチェック機能を持つ議会として、その責任を果たして参りたいと存じます。

 

 さて今年の干支である丑年は、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。牛は、大変な農作業をしっかり手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「耐える」「これから発展する前触れ・芽が出る」というような年になると言われています。結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと積み上げていく時期とされています。

 

 国においても、ワクチンの実現化など着実に進んでおり、今年は必ずコロナに打ち勝ちましょう。最後になりましたが、本年も皆様には変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして素晴らしい年となりますようお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

2021年1月吉日 鴨田 秋津